男性ホルモンは女性でも分泌されています。
量で言うと男性の10分の1程度と少ないですが、
私達女性にとってこの男性ホルモンの分泌・活性化(過活動)があごニキビに大きな影響をもたらしています。
今回は、女性の止まらないあごニキビの理由・対策はどのようなものがあるのか
見ていきたいと思います。
ニキビと男性ホルモンの関係
まずは、性ホルモン全般をおさらいしましょう。
女性ホルモンというと、エストロゲン・プロゲステロンの2種類ですよね。
下の図のように排卵を境に分泌が入れ替わり生理・生殖機能を支えています。
一方で、男性ホルモンはどうかと言うと生理周期で変化はありません。(1)
常に一定。
男性ホルモンが活性化していると皮脂分泌が増えたり、
毛穴が詰まりやすくなったり、皮膚が固くなったりします。
たくさん分泌されるといつニキビになってもおかしくはないという状態。
そしてプロゲステロン(黄体ホルモン)も女性ホルモンではありますが、
男性ホルモンと同じような働きがあります。

排卵期には、(常に一定の)男性ホルモン+プロゲステロン優位による作用で
ニキビができやすくなってしまうのですね。
そして、あごニキビに悩む我々はこの男性ホルモンの感受性が高いので
一気にボコっとしたあごニキビができる訳です。
なぜあごにできるのかと言うと、あごは男性ホルモンをキャッチする受容体がたくさんあります。
男性のヒゲは男性ホルモンの象徴。
これが女性では、ヒゲではなくニキビとしてあらわれます。
排卵期には、一気にあごの受容体に男性ホルモンがドドドーっと押し寄せるので、
皮膚の毛穴も皮脂線も反応してニキビになってしまうのです。
その後、生理が始まりエストロゲンが優位になるとニキビもサーっと引いていきます。
そして、排卵期になるとまたマグマのようなあごニキビがむずむずと出てくる。
この繰り返しではないですか?
マグマが消えないのは、エストロゲンが足りない訳でもない。
プロゲステロンのせいでもない。
男性ホルモンが必要以上に分泌されているから と個人的に感じています。
ここを何とかしましょう!!

遺伝要因ももちろんありますが、それがあっても抑えることができますよ
男性ホルモンを抑える食べ物
基本的には和食です。
・発酵系の大豆食品(みそ・しょうゆ・納豆)
・亜鉛を多く含むもの(牡蛎・きのこなど)
・野菜
・未精製のもの
と書きましたが、食事に関しては男性ホルモンを抑える物を食べるよりも、
害になるものをやめていく方が効果的です。
具体的には、乳製品(カゼイン)と小麦粉(グルテン)です。
その理由と対策はこちらにまとめてあります。
牛乳とチーズを植物性に変えるだけで良くなる人もいます↓
最近ではサクッモチッとしたおいしい米粉のパンやお菓子も増えました↓
男性ホルモンを抑える生活習慣
・タバコ吸わない
・アルコール控えめに
・リラックス
・好きなことをする時間を少しでも作る
・軽い運動やストレッチで体を動かす
・体を冷やさない
イライラ・緊張は男性ホルモンを分泌させてしまうので、気を付けたい所ですね。
あなたはリラックスするのが上手ですか?私はとても下手。
緊張もしやすいし、寝たいのに眠れないといつも神経ピリピリしていました。
今はスマホが手放せない・スキマ時間があったら調べる・投稿するという人も多いと思います。
たとえ充実した時間であっても目や頭は画面を見ることで冴えてしまいますよね。
楽しくても体(頭・脳)は緊張状態になりやすいので、画面の見過ぎには気を付けましょう。
音楽を聴く・お風呂に入るのもリラックスにはいいですよね。
ストレッチ(特に胸鎖乳突筋・像帽筋への刺激)も体の緊張をほぐし副交感神経を優位にしてくれますよ。
こちらの肩甲骨ストレッチは首まわりの緊張をほぐしてくれますので、
スマホで首・肩ガチガチになっている方にオススメです↓
あとは冷えですね。
あごニキビは子宮の不調とも言われますが、子宮は外と繋がっていますし冷えやすい場所なのですよ。
服装やホッカイロでなんとかできても口に入れる物の温度はどうでしょうか。
中からの方が格段に冷えやすいです。
アイスクリームやアイスカフェラテは美味しいですが、一気に冷えますので控えましょう。
就寝中は、内臓・血液・リンパ・細胞、体の全てをきれいにし回復する時間。
回復しきれず余計な老廃物が溜まるとニキビにつながりやすいので
11時までには寝るのがベストですね。
生活習慣・食習慣を振り返り、あごニキビの原因を1つずつへらしていきましょう!

17年悩んだ私が治ったのだから、あなたも治りますよ。
何が原因か1つ1つ辿っていけば必ずみつかります!
それでは、最後にまとめます。
まとめ
・あごニキビ対策は、男性ホルモンを抑える+過活動にならない生活習慣が大事
(11時就寝7.5時間睡眠、リラックス、スマホやPCによる目・頭の緊張に注意、運動苦手な人はストレッチ)
・男性ホルモンを分泌させない食習慣は、和食。野菜、海藻を多めにとり動物性食品は控えめに
・乳製品・小麦粉を取り過ぎるとニキビになりやすいので控えるのがおすすめ
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