「肌断食(はだだんじき)」に興味を持ったあなた。
ネットで調べてみても、「やめた方がいい」や「挫折した」など出てきて
成功談・失敗談どちらを信じてよいかわからない!と悩みますよね。
そこで、今回は私自身の経験談・口コミもまじえて
肌断食はなぜ肌によいのか、失敗しないやり方、効果についてみていきたいと思います。
肌断食とは?
肌断食とは、
化粧水や乳液などのスキンケアをしないこと(控えていくこと)で肌本来の再生力を高める美容法です。

簡単に言うと、お肌の自立ですね
・肌を守るバリア力
を育て、何もつけていなくても健康なお肌にもっていく一般的なスキンケアとは真逆の方法。
でも、
これまで美肌になりたくて・乾燥しない為にスキンケアしていたのに、
それらをやめることで本当に良くなるの?・・・。という疑問が誰しも出てきます。
そんなあなたに向けて、まずはお肌の仕組みからみていきますね。
(知っている人は飛ばして下さい)
肌断食でターンオーバーを整える
お肌は毎日生まれ変わっています。
1つ垢としてはがれたら、それがサインとなり新しい細胞が生まれます。
生まれ変わりが正常にできていれば細胞ぎっしりで肌理(きめ)細かいお肌になります。
ですが、垢として自然にはがれるには1つ条件があります。
それは、肌の表面がサラサラであること。
化粧品をつけていると、水分や油分で「しっとり」しますよね?
これ、サラサラとは真逆です。
「しっとり」はNGなのです。
乳液でフタをするというのはよく聞きますが、
フタをしてしまうと垢としてはがれにくくなるのです。
つまり、新しい細胞が生まれにくくなり、薄く弱い皮膚になってしまいます(通称ビニール肌)
ペラペラの薄い皮膚では、乾燥が進みしわができやすくなったり炎症を起こして赤みや痛みにつながるなるなどトラブルになってしまうのです。
自然に落ちないからといってピーリングジェルなどで、ポロポロ垢をはがすのもよくありません。
そうすると、成長していない未熟なお肌が表面に出てしまいうるおう力も肌を守ることもできないからです。
つまり、ターンオーバーは早くても・遅くてもよくないのです。
約28日周期のターンオーバーの時に、お肌の一番表面の角層は熟成してうるおう力・肌を守る力を最大限に発揮できるのです。

その自然な肌のうるおい・守る力を育てるのが肌断食なのですね。
肌断食でバリア力を強くする
青枠で囲んだの角質層(かくしつそう)に注目して下さい。
よく見ると、楕円形の〇が規則的に並んでいますね。
楕円形の〇とその隙間をうめるようにピンク色の背景があります。
家の造りでいうと、レンガとモルタル(レンガ同士をくっつける)にたとえられます。
この2つのかみ合わせにより、外から異物が入らなかったり、中の水分が蒸発して乾燥しないようにガートしてくれています。
肌に絵の具がついても泥がついても体の中に入ってこないように守ってくれている訳です。
ところで、なぜこのバリア力が弱くなってしまうのでしょうか?
それは、化粧品に含まれる界面活性剤はこのモルタル部分を簡単に溶かしてしまうからです(怖)
モルタルが崩れると、レンガも支えを失って崩れてしまいます。
家の壁が崩れたら、丸見えですし、風も雨も入り放題。
お肌の場合も同じで、バリア機能がなくなっている訳ですからトラブルにつながってしまうという訳ですね。
でも、大丈夫。
界面活性剤を使わなければ(脱スキンケアすれば)次第にお肌は再生します。
という訳で、いざ肌断食スタート!!
といきたい所ですが、いきなり今までやっていたスキンケアを断つのはトラブルの元です。
これまでスキンケアしていた期間が長い・トラブルがあればあるほど再生力は落ちています。
ですから、肌の再生力を高めながらのシンプルスキンケアから始めるのがコツです。
ダイエットでもいきなり1食抜くのはリバウンドの元ですよね?
そこで、シンプルスキンケアから始める肌断食の方法を見ていきましょう。
肌断食のやり方
シンプルスキンケア
まずは、クレンジングをやめること です。
肌にとって最も負担になるのはクレンジング。
特にリキッドタイプには界面活性剤が多く含まれています。
使うとベタベタした感じが肌に残り、
その残った界面活性剤を落とすためにダブル洗顔が必要になりますよね?
ダブル洗顔をすると、必要な皮脂までごっそりそぎ落してしまいます。
皮脂がない肌は乾燥し、化粧品に頼らざるを得なくなるのです。(自立とは逆ですね)
クレンジングはリキッド→クリーム→ジェルタイプの順で刺激が少なくなるので、
まずはそこから変えていきましょう。
私は、「はしかた化粧品」のクレンジングを使っていました(ジェルタイプ)
基礎化粧品も1ヵ月で1アイテム減らすというように長い目で減らしていくのが良いと思います。
クリーム・乳液・オイルなど減らしていき化粧水のみでスキンケアは完了となるまでいけば
肌も再生してきているのではないでしょうか。
お休みの日など1日中メイクしていない日は、
夜の石鹸洗顔をやめて水(ぬるま湯)で顔を洗ってみて下さい。
皮脂は水(ぬるま湯)で落ちます。
意外と石鹸がなくても平気と思うかもしれません(私がそうでした)。
スキンケアを減らすと同時に、クレンジングをしなくてもけっせんのみで落ちるメイク用品に徐々に変えていくことで肌への負担を減らしていきます。
化粧品を選ぶ際には、界面活性剤が入っていないもの・シリコンが入っていないミネラルファンデーションなどを選んで下さいね。
私は、サウンドスタイルのシンプルファンデーションに落ち着きました。
マスカラもお湯で落ちるものに。
アイライナーなどのポイントメイクまでやめるのはストレスがたまるので、
アイメイクは楽しみながら・ポイントメイク落としを使いながら、
素肌のみシンプルスキンケアをすることに集中しました。
シンプルスキンケアのポイントはコチラ
・基礎化粧品を減らしていく(オイル・乳液・美容液をやめ化粧水のみ)
・せっけんやお湯で落ちるメイクにする
・すっぴんの日は水(ぬるま湯)洗顔をしてみる
夜だけ肌断食
シンプルスキンケアに慣れてきたら、次は夜だけ肌断食です。
これまでは洗顔の後は化粧水をつけてきましたが、夜せっけんで洗ったら何もつけません。
(メイクしていない時は 水orぬるま湯 だけで洗顔)
乾燥する場合はワセリンをうすく伸ばしてつけて下さい。
睡眠中は細胞分裂も活発になりますので、この時に肌に何もつけない事により肌が少しずつ回復していきます。
・保湿成分が作り出される
・バリア機能が高まってくる
↑夜化粧水をつけないでいるだけで、肌触りも変わってきてモチベーションアップになりますよ。
翌朝はこれまで通り洗顔料+化粧水でも、水だけ洗顔+化粧水でもできる範囲でやって下さいね。

意外と水洗顔だけでいけるものなのね、とわかり嬉しくなりました。
ここまでくると、完全な肌断食まであと少しです。
完全な肌断食
水(ぬるま湯)洗顔のみで、乾燥する時のみワセリンをぬるという究極にシンプルなスキンケアです。
肌が回復してくると、真冬でもワセリンいらずの肌になれます。
肌断食成功のカギは?
■一気にやらない
ダイエットの目安として1ヵ月に減らすのは体重の5%までといいますよね?
肌断食も同じで一気に進めるとリバウンドしてしまう方もいます。
肌トラブルがある・化粧品を使っていた期間が長かれば長いほど肌は痛んでいるので、
再生に時間がかかります。
肌の状態を見ながら少しずつシンプルスキンケアに移行して下さいね。
美肌は1日にして成らずで、長期戦で取り組みましょう。
■肌のコンディションが良い時に始める
・季節だと乾燥する秋・冬
・毎月だと生理前後など敏感になる時は避ける のが良いと思います。
■好転反応が出るという前提で挑戦する
これまでは化粧品で補っていましたが素の肌状態があらわになるので、
大抵の人は肌が乾燥します。カピカピです。
それがある意味普通、誰もが通る道と捉えてメンタルを保ちつつやりましょう。
肌断食の効果
肌断食で、肌の基礎体力が上がってくると以下のような効果があります。
・乾燥しなくなる
・ニキビが落ち着く
・しみがうすくなる(しみができにくくなる)
・赤み・かゆみが出なくなる
(イメージ 肌バリアの強い肌・弱い肌の比較)
肌断食効果が出るのはいつから?
では、どの位で効果を感じるのでしょうか。ツイッターでこのような投稿がありました。
肌断食を始めて気づいた変化
・頬の毛穴縮小(23日目)
・美白効果(47日目)
・鼻の毛穴の黒ずみが改善(73日目)←NEW肌断食始めたばっかりの頃は鼻パックしたい衝動にかられてたけど、気付いたら何もしてないのに毛穴がキレイになってた!!肌断食すご過ぎる!!
— さとり@元肌荒れ地獄住人🦄🌈 (@satori_k) December 16, 2020
次は私の経験談です。
■2週間
ニキビや皮脂のテカリが良くなりました。
私のニキビはいじりすぎ・化粧品によるビニール肌状態で悪くなる一方でした。
何もつけないことでまずは刺激ゼロにして肌再生を促し、
そして洗い過ぎをやめ正常な皮脂分泌になりニキビ・テカリが良くなったのだと感じました。
■1ヵ月
肌サラサラを実感。本来の肌表面はこのような感じなのねと悟りました。
(今までなんだったんだろう・・)
■3ヵ月
肌が変わってきて「ふっくらしてくる」と感じる・効果を実感しました。
今まで皮膚が薄くピンと張っていたけれど、
角質層に厚みが出て肌の弾力が上がったということか!と思いました。
そして、この辺りで肌が白くなったと感じました。くすみがとれてきたのだと思います。
■1年~
しみ・しわの改善は年単位の長期戦になることが多いようです。
私の場合、痛んでいるあごのニキビ跡の再生はゆっくりだなと感じますね。
以上、今回は肌断食のやり方と効果についてでした。
まとめ
・肌断食は自らうるおう力・外からの刺激から守る力を再生する美容法。 ・スキンケアしないことで、ターンオーバー・肌理が整うので様々な肌トラブルが改善される。 ・挫折しないコツは一気にやらないことで、シンプルスキンケア・夜だけ肌断食をしながら少しずつ基礎化粧品を減らす。・メイク用品は石鹸で落ちるものに変えていく。 ・始める時期は、乾燥する冬や肌が敏感になる時は避け、肌のコンディションの良い時に始める ・効果は3ヵ月位で感じ始める人が多い ・しみ、しわの効果は年単位の長期戦になる場合が多い |
肌断食中の化粧・紫外線対策についてはこちら

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