目の下のクマは睡眠不足でできるものと思っていませんか?
もちろん原因の1つになりますが、毎日の習慣やクセによってクマが更に目立つこともあるのです。
今回はクマの種類別原因、肌断食による効果についてみていきたいと思います。
ビフォー・アフター
まずは、見た目にどう変化があったのかお伝えします。
青クマが、うすくなりました。
左目の下のクマがうすくなりました!
光の入り具合が違うので写真で見ると微妙ですが、左目の下がU字のように見事に青くなっていましたが、だんだんとうすくなりました!
その期間は約3ヵ月。
何の影響だったのかというと、「ポイントメイクリムーバー」です。
肌の弱い私にはリムーバー(界面活性剤)の刺激に肌が負けて、
目元の皮膚がうすくなり血管や筋肉の色が透けて青っぽく見えていました。
睡眠をたっぷりとっているのに中々クマが治らないことから気が付いた訳ですが、
肌断食の本をチェックしてみると、衝撃の一言がありました!
ポイントメイク用のクレンジング剤は強力な界面活性剤が含まれるため絶対に使ってはいけません。
(引用元:化粧品を使わず美肌になる/宇津木龍一著)
「絶対」と書いてありますね・・。
綿棒でマスカラをとるのが面倒くさくてリムーバーを使い続けてきた私。
肌断食・非接触生活を実践している身なのに情けない限りです。
でも、人間クマを治したいと思うとやれるものですね!
お金をかけずにうすくなりましたので、もうリムーバーは使わないと決心しました。
と、前置きが長くなりました。
では、私の例をもとにしてクマの種類別(青・茶・黒クマ)原因と肌断食でどうなるのか早速みていきましょう。
青クマ
ドラマや漫画で、徹夜明けの主人公が目の下にクマを作っているのを見かけませんか?
まさに青クマは、睡眠不足や疲労で血流が悪くなり、皮膚の下の筋肉や血液の色が透けて見えている状態です。
目の下の皮膚を下へ引っぱり、引っぱられたところのクマが少し薄くなるようなら、青クマの可能性が高いでしょう。
青クマの原因
・血行不良、血液中の酸素不足
が考えられます。
化粧品でケアをしてしっとり、トゥルトゥルな肌触りなのに皮膚がうすくなるなんてどういうこと!?と思われた方に説明しますね。
皮膚は常に生まれ変わっています。
古い細胞が垢になってはがれると、それがサイクルとなり新しい細胞が奥で誕生します。
生まれ変わりがちゃんとしていると、鉄壁のガードで肌を外からの刺激から守り、乾燥を防いでくれます。
ただし、この生まれ変わりには1つ条件があります。
それは皮膚の表面がサラサラで垢が自然とはがれることです。
化粧品をつけると、表面はしっとりし見た目はキレイなのですが、垢ははがれにくくなります。
垢がはがれにくいと、どうなるか。
新しい細胞は生まれにくくなります。
そうなると、鉄壁のガードではなくなりへなちょこガードになってしまいます。
サッカーに例えるとゴール前にほぼ誰もいない状態。ゴールが丸見えですね。
このように皮膚がうすいとその奥の血液の色や血管の色が見えてしまうということなのです。
そして、もう1つが血行不良。
睡眠不足や疲れにより血行が悪くなると血液中に酸素が充分にいきわたらないので、
青いような紫のような血液の色になり、それがうすい皮膚を通して見えてしまいます。

青クマは肌そのものの色が変わって起こるのではなく、ターンオーバーの遅れによって皮膚が薄くなってしまい、その下の筋肉や血管が透けて見えているということですね。
青クマをうすくする方法
対策は、
②血行をよくすること
界面活性剤を含む化粧品の使用をやめると、うすくなっていた肌が本来の厚みを取り戻し、青クマが見えにくい肌になります。
私の場合も、台所洗剤並みの洗浄力をもつポイントメイク落としをやめたら徐々によくなりました。
アイメイクを落とす時はコットンにリムーバーをしみこませますが、
どうがんばっても下まぶたにリムーバーはついてしまいますよね!?
マスカラはたまにしか使わないので、リムーバーも毎日使っていませんでした。
化粧水やアイクリームはもちろんぬっていない。
皮膚は分厚くなっているはずなのに、たまにのリムーバーで逆戻りです。
それだけリムーバーは強力ということですね。台所洗剤並みの洗浄力とはよくいったものです。
そして血行不良は、睡眠を充分にとることや、湯舟にしっかりつかる、軽い運動をするなどして対策しましょう。
血液中の酸素が少なくなると、血液がどす黒い色になりクマも青黒い色に見えます。
現代人は忙しく呼吸が浅くなりがちですが、たまには深呼吸をして血液中にたっぷりの酸素を取り込むようにしてみて下さい。
茶クマ
シミのように見える茶クマは色素沈着といって、皮膚そのものに色がつくことで現れるのが特徴です。
目の下の皮膚を、目尻のほうへ少し引っぱってみましょう(やさしく)。
このとき皮膚と一緒にクマも動いたら茶クマです。
茶クマの原因
茶クマは、主に色素沈着が原因でできるクマです。
色素沈着は、肌の色素細胞からメラニンが過剰に分泌されて肌にとどまり、その色素が沈着した状態をいいます。
何だか難しいですね。
エイジングケアの専門で、肌断食の第一人者でもある宇津木先生は、色素沈着を次のように説明しています。
(肌の)組織が傷つくと、メラノサイトという色素細胞がメラニンを大量につくり、傷ついた皮膚組織を紫外線の害から守ろうとします。
肌の色素であるメラニンが増えれば、肌はくすみ、黒ずみ、シミができます。目のクマも悪化します (引用元:化粧品を使わず美肌になる/宇津木龍一著)
何かと悪者扱いされるメラニンですが、もともとは肌を守るためのものだったのですね。
健康な肌はおよそ28日で肌細胞が生まれ変わり、そのときにメラニンも垢と一緒に剥がれ落ちます。(↓下のイラスト茶色の部分がメラニンです)
しかし肌に何らかの刺激が加わって炎症が起きると生まれ変わりがうまくいかず、
メラニンが剥がれず肌にとどまり、やがて沈着してシミやクマになるのです。
この「何らかの刺激」はついうっかりやっているものなのです。
茶クマをうすくする方法
メラニンといわれて頭に浮かぶのは日焼けですが、メラニンを作り出す原因は日焼け(紫外線)だけではありません。
こんなクセや習慣はありませんか?
・マスカラやアイシャドーでメイクして、洗浄力の強いクレンジング念入りにメイク落としをする
・洗顔後にタオルでごしごし拭く
・花粉やコンタクトが気になって、目のまわりを強くこする
私はコンタクトを使っているのでつい目をこすってしまいますが、どれも色素沈着の原因になるNG行為です。
優しくしているつもりでも、「こする」 というのは肌にとって強い刺激になってしまいます。
いじりすぎは肌の大敵!ということですね。
肌断食+ポイントメイクはお湯で落ちるものにして、こすらないようにしてみて下さい。
黒クマ
目の下の皮膚にシワやたるみができ、それが影となってクマのように見えるのが黒クマです。
顔を上に向けてみて下さい。
この時に薄くなるか、消えて見えなくなれば黒クマです。
黒クマの原因
黒クマの原因は、ズバリ、影です!
シワやたるみによって皮膚の上に影ができ、そこだけ黒く見えている状態が、黒クマです。
影なので、影を作っている凹凸がなくなれば見えなくなりますが、
一度できたシワやたるみを化粧品等で解消するのは至難の業です。
黒クマをうすくする方法
肌の凸凹が治るには時間がかかりますが、こちらも化粧品をやめ肌がふっくらしてくることで目立たなくなってきます。
つわりで自然と肌断食している状態なのですが、中学生の頃からの悩みだった目の下の膨らみ?が目立たなくなったことにより、クマも目立たなくなりました。
慢性的な睡眠不足なのに!目の下の膨らみに関しては、夫に「整形したい」と相談したくらい嫌でしたが、まさか無料で解消されるとは。
— トキ☺︎やる気のない産後ダイエッター (@tokilog_toki) May 5, 2019
整形したい程の悩みが解消されるのは嬉しいですね!
効果が出るのはどの位?
私の場合3ヵ月程かかりました。
先にお伝えしたように、肌が生まれ変わるサイクルは正常な人でも28日なわけですから、
急によくなるなんてことはないのです。
肌断食して、2ヶ月経ちます。
友達から、顔にクマがなくなってるって言われました。超嬉しかった!
やった~— コスプレ・ベビードールのマジカルボックス (@BoxMagical) January 13, 2014
肌断食を初めて4ヶ月経過。
最近ではワセリンを塗るのも辞め、お肌のケアは何もしていない。にも関わらず、肌色はトーンアップし、吹き出物がかなり減りました。毛穴もだいぶ目立たなくなり、肌は常にサラサラでメイク直し不要。
でも、目元周りだけは小ジワが治らない。クマも相変わらず。 https://t.co/FFWGknumb7— あやなみ@1歳児の楽しい英語🏠おうち英語 (@ayanamimama) April 7, 2021
効果はやはり人それぞれですね。
最低2ヵ月は肌を観察しながらじっくり取り組んでみて下さい。
それでは、最後にまとめます。
まとめ
肌断食でクマはうすくなる?
→化粧品をやめ皮膚を厚くすることで改善がみられる場合が多い
茶クマ:こする・ぬるという刺激による色素沈着が主な原因。タオルなどの日用品を使う時もゴシゴシしないよう意識する。
黒クマ:時間はかかるが目元がふっくらしてくると目立たなくなるケースもあり
クマの経過を見たい時はトローブスキンというアプリを使うと便利ですよ。
目元の他にも頬や口など部分ごとに比較できますので、経過を見ながらチェックしています。
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