スキンケアを毎日せっせとしているのに、美肌になる所かブツブツや赤みが治らない!
私に合うスキンケアが見つかればきっとよくなるはず!
と次から次へと化粧品を試したけれど、結局見つからずどんどん状態は悪くなるばかり
テカリもするし、乾燥もしてもうどこから手をつければよいのか・・
こんな悩みはありませんか?
これは皮膚がうすくなることで、
うるおう力がなくなり、刺激からも守れずトラブルになっている可能性があります。
今回は、肌を手入れすればするほどトラブルが増える理由と改善方法を
個人的な経験をまじえてお伝えします。
ビニール肌とは
「ビニール肌」とは皮膚がうすくなることによって乾燥・かゆみ・吹き出物ができるなど
不安定で刺激を受けやすい肌状態のことを言います。
例えば、スーパーでよく見るうすい袋。
1個や2個だけじゃがいもを買う時などに使いますよね。
ビニール素材でできていて、薄くて柔らかくて使いやすいです。
うすいので何も考えずたくさん入れすぎると今にも破れそうな状態で不安定に。
たたんでしまう時にはぺしゃんこ、くしゃくしゃになりますよね。
スキンケアのやり過ぎで肌がうすくなると、このビニール袋のように抵抗力が落ち
以下の症状などが肌に現れると言われています。
・乾燥してしわが目立つ
・肌内部の血液や筋肉が透けて色ムラ・赤み・くすみが目立つ
・外からの刺激を受けやすく常に敏感な状態
・かゆみ、ニキビ、吹き出物が常にある
ビニール肌は皮膚がうすくなりペラペラの状態。
皮膚に厚みがなくペラペラということは、
刺激をうけると跳ね返す力がなくダメージをそのまま受けてしまい回復にも時間がかかるということです。
逆にキメがしっかりしている肌を例えるとしたら、木綿豆腐でしょうか。
ちょっとやそっとさわったりしてもずっしりと重く揺れませんよね。弾力もあります。
切ってみても身がギュっと詰まっていて、麻婆豆腐を作っても最後まで形が崩れることもなく安定していますよね。
この 安定感=バリア力 です。
と話がそれましたが、ビニール肌についてなんとなくわかりましたでしょうか?
次は、皮膚をうすくさせていた原因は一体何なのかみていきましょう。
ビニール肌になる原因
スキンケアのやりすぎ
これに尽きます。
美容への意識が高く・真面目・人一倍頑張り屋、そんなあなたこそ注意が必要なのです。
わたしたちの皮膚の表面は何枚もの膜(角質層)でおおわれていて
刺激から・乾燥から守ってくれています。
悪いものはよせつけない、入ってこないようになっているのです。
しかし、キレイになりたいとせっせとスキンケアすることで
逆に角質層が薄くなり刺激を受けやすい肌になってしまうのです。
これまで使っていた美しくなるアイテム達が逆に肌を弱くしていた原因だったとは
信じたくないですし、今までなんだったの?
と私もショックを受けました。
ビニール肌を戻すには?
うすくなった皮膚を厚くするにはどのようにすればいいのかお伝えしていきますね。
■シンプルスキンケア
元々の肌が強い(回復力も強い)人はシンプルなケアを徹底することで良くなることもあります。
肌のお手入れはシンプルな原材料の基礎化粧品のみにし、毎日使うアイテムも見直してみて下さい。
・乳液は油分が少ないものにする
・たまには石鹸で落とせるメイク用品を使う
など肌の再生力を上げるような刺激が少ないものに変更してみて下さいね。
そして刺激の強い手厚いケアは控えましょう。
手厚いケアとは、
・ピーリング
・毛穴パック
などです。一時的に肌の表面がつるつる・なめらかになるのでやみつきになる人もいますよね。
これらは必要な皮脂や油分までごっそりと取り除いてしまいますし、
肉眼では赤くなっていなくても毛穴には炎症が起きています(マイクロスコープなどで見ると分かる)ので注意が必要です。
シンプルケアでよくなった方の口コミがありましたのでご紹介します。
『肌荒れしてる時=風邪引いてる時』と考えるとシンプルケアが必要なのがしっくりくる事に気が付いた。
風邪でしんどい時はステーキやらパフェなんかイラネ、とにかく雑炊と水くれって感じやん。
だからパックも角質ケアも休んで、この辺のアイテムのみを。付ける時になるべく肌を触らない事も重要。 pic.twitter.com/ZWKjUyF8Vm
— うさよし@アラサー韓国コスメブロガー (@usayoshi_hatena) March 7, 2020
■肌をこすらない
わたしたちの肌の一番表面の角層は、とても薄くてデリケートです。
肌をこすると3~4日は元に戻らない
手でこすったり水がいきおいよくあたったりするだけで傷つく(引用元:化粧品を使わず美肌になる/宇津木龍一著)
これを読み、化粧水をパッティングする気はおきなくなりました。
肌のマッサージをしている方もいますが、外からの刺激よりも中からのケアの方が有効だと言われています。
しばらくは、美顔器でグリグリするのは控えて、顔ヨガや表情筋ストレッチを試してみてもいいかもしれません。
肩甲骨を回して首回りのリンパを流すのもいいですね!
洗顔する時もたっぷりの泡で、こすらない・さわならい・刺激しないのが美肌への近道のようです。
■肌断食
上の2つでも納得いく結果が出ないという方は、肌断食に挑戦するのも1つの手です。
肌断食というのはシンプルスキンケアよりも更にストイックなものです。
化粧をしていない時はお湯(水)で顔を洗う、化粧水・乳液はつけないなど
肌には極力何もつけないで皮膚の再生を促す美肌法です。
という訳でビニール肌を治す方法を見てきましたが、最後は私の経験談です。
ビニール肌であるということも気が付かずに(この言葉自体知らなかった)
過ごしていた様子・治るまでをお伝えします。
ビニール肌が治るまで
■ビニール肌への入り口
私がビニール肌になった主な原因は以下の通りです。
・手入れをすればするほどキレイになるという思い込みがあった
・ニキビを隠したくて必死に外側からのケア・化粧をした
当時はインターネットも各家庭に普及し始めた頃で自分のスマホで調べるという習慣もなく、
メディアが報じるケアは全て良いものでそれしか改善策はないという思考でした。
ですので、とにかく真面目にお手入れ。
何もしないのが良いという情報を探せませんでしたし、言ってくれる人も身近にいませんでした。
(ニキビは若い証拠。そのうち治るという感じ)
■角質をとってとってとりまくる日々
ある日、角質をとればつるつるのきれいな肌になれる!
という情報を仕入れ角質を取る成分の入ったジェルでピーリング・洗顔もスクラブ入りを使い続けました。
肌がうすくなり、うるおう力・肌を守る力がなくなっていることに気づかず、
毎日しっかりお手入れする生真面目な私。
理由はただ1つ、きれいになりたかったから。
■バリア力0の肌は髪・マフラー・えり何にでも反応
このニキビを消すにはどうすればいいのかという熱心な思いだけで突き進み、
いじりすぎケアは止まることなく続きます。
もちろん化粧をしても隠せないニキビと赤み。
髪の毛が顔につくだけで、ニキビもでき、赤くなる。
それをマフラーでかくす。手でかくす。
その刺激でまた荒れて荒れていつも肌は熱をもっていて赤く腫れている状態でした。
なぜ私の肌は他の人と違いこんなにも荒れているのだろうと思うけれど、
それが日々の熱心なケアが原因であることにまだ気が付かないのです。
■やっと気が付いた時は30歳
17年いじりすぎスキンケアを続けました。
中学生から悩み始めたニキビ。
ニキビは青春のシンボルという言葉は私には違いました。(いつまで青春やってんだか)
もちろん悪くなるばかり。
ここで、運命のケアに出会います。
それは、「刺激となるものをつけない・ふれない」
宇津木式肌断食、牛田先生の「非接触生活」に出会います。
今までと逆のケアをすることに抵抗がありましたが、
やってみたら快適でかゆくも痛くもなく、サーっとニキビが引いていきました。
その後肌に何もつけないを続け、角質培養をたまにやりビニール肌が少しずつ改善されてきました。
肌が強くなったと自分でわかるようになりました。
髪の毛が顔にあたるとかゆかったのが、かゆくならない、赤くもならない。
ニキビ跡も少しずつうすくなっているのがわかる!
という感じで、ゆるくではなく一気にスキンケアをやめたのでビニール肌が改善するスピードも速かったです。
現在肌断食(非接触生活)を始めて7年経過していますが、肌は白いと言われます。
(自分ではニキビ跡がよくなっているということだと思っています)
以上私の体験談でした。
ここまでストイックにやる必要はありませんし、
肌断食は合う合わないが分かれるのでおすすめしている訳でもありません。
が、頑なに拒否するものでもないと思っています。
お肌でお悩みのあなたは自分に合うやり方でこれまでのスキンケアを見なおしてみて下さい。
まとめ
・ビニール肌とは皮膚がうすくなることによって肌の乾燥、つっぱり、しわ、赤み、ブツブツができるなど不安定で刺激を受けやすい肌状態
・ビニール肌になる原因はやり過ぎのスキンケア。過度の角質とりや保湿で皮膚がうすくなり(自らうるおう力・守る力がなくなり)様々なトラブルにつながる
・改善方法はスキンケアをシンプルにし肌の再生力をうながす
ビニール肌体験から自分の事は客観的に見られないものだなと感じています。
何事もやり過ぎには注意ですね。
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