赤ちゃんの横向き寝は全身に影響する?上向きで寝るメリットとは。

西原式育児
記事内に広告が含まれています。

横向き寝・うつぶせ寝が習慣になると、歯形・顔・体のゆがみにつながると言われています。

子どもの歯並びが気になり調べてみると、眠る姿勢が大事 ということにたどり着きました。

「新生児期に戻れるとしたらやり直したいことの一つ」

というほど寝かせ方が大事だと感じています。

おすすめの寝かせ方できない場合の対策についてまとめました。

<スポンサーリンク>

横向き寝・うつぶせ寝による影響


以下のものがあげられます。

・歯形がゆがみ歯並びに影響する
・顔のゆがみにつながる
・体のゆがみにつながる
・口呼吸になりやすい
・首を自由に動かせない乳児のうつぶせ寝は突然死の原因となる

新生児の場合は1日の大半は寝て過ごしますから日々の寝方による影響は大きいですよね!

そこで、おすすめの寝かせ方が 上向き寝 です。

新生児の時には手をばんざいの形にして眠る子が多いですが、寝返りができるようになると、

ころころと転がって横向きやうつぶせ(顔だけ横)で眠る子が多い印象です。

調べてみると上向き寝にはたくさんのメリットがありましたのでご紹介します。

上向き寝のメリット

歯並びがよくなる

歯並びについては咀嚼(そしゃく・もぐもぐすること)も関係ありますが、

顔を横にして寝ると顔の重さによって歯形がゆがみ出っ歯・乱杭歯などにつながるようです。

歯は縦方向の力(噛む)には強いが、横からの力にはもろいと聞きますよね。

私は最近まで約30年間横向き寝でした。

歯列矯正するほどではありませんが、

歯はアーチ状にはなっておらず一か所食い込んでいるような感じです。

横向き寝も左右同じようにしていたらまだましだったのかもしれませんが、

私はいつも同じ向きに寝ていたのでこのように一か所だけ食い込む状態になってしまったのかと

日々の習慣の恐ろしさを感じています。

逆に言えば、上向き寝の習慣をつけることで防げますから子どもに対しては気合を入れたい所ですね。

我が子は歯の生え始めるのが遅く上の前歯は11か月位に生えてきました。

下の歯はまっすぐ生えているのに、なぜか上の歯がななめに生えている・・・。

どうして?と当時は思っていました。

今ならわかります。

8カ月頃までは、ほぼ横向きかうつぶせ寝(顔横)でした。

赤ちゃんの小さい頭でも毎日横からの重さがかかって歯形がゆがんでいたのだと思います。

歯に関しては顔の印象を左右するものですし、矯正にはお金もかかります。

それが、お金いらずで防止できるのでしたらやらない手はありませんね。

顔のゆがみ防止

顔って結構重たいですよね。

私が寝ているとこどもが起きてと言わんばかりに顔の上にあごをのせてくるのですが、

その重いこと。

この重みが寝ている時にかかるとなると、ゆがむのもうなづけます。

上向き寝だとその心配もありませんね。

体のゆがみ防止

横向き寝で眠ると意識をしなくても腕や足も曲げて寝ますよね。

うつ伏せ寝は呼吸ができないため、顔を横に向け、顔が横に向くと、筋肉の連鎖で足を曲げてしまいます。これは骨盤の歪みや背骨の歪みにつながります

(抜粋:西原ワールド アート医研)

寝相が筋肉や骨のゆがみにまでつながってしまうとは驚きですが、

くせがついてしまうと直すのには時間がかかります。

私は長年横向き寝でひざ枕をして寝ていました。

寝返りが疲れとゆがみをとると聞いてよかれと思ってやっていました。

その結果体はゆがんでいます。猫背ですし、左右均等ではないなと感じます。

鼻呼吸しやすい

横向きで寝ると下にした方の鼻の血のめぐりが悪くなります。

それにより鼻が詰まり口呼吸につながりやすいです。

我が子の赤ちゃんの頃の写真を見てみると、

見事に横向き寝・口呼吸(口が開いている)になっていました。

これは授乳後クッションに横たわったまま眠らせていたこと、

添い乳した後そのままの体勢(横向き)で眠らせていたこととも関係しているとは思いますが、

反省しています。

当時は寝ている間にやりたい事がありすぎて眠る姿勢や口呼吸にまで注意できていませんでした。

口呼吸になると、鼻の奥にある扁桃腺(へんとうせん)のブロックがなくばい菌がそのまま体に入ってきてしまいます。

「口呼吸は万病のもと」と言われますが、これがアレルギーやアトピーにつながっていたのではと後悔しています。

横向き寝・口呼吸・湿疹ありの三拍子そろっていた我が子です。

当時は因果関係なんて考えもしませんでしたが、

今となっては上向き寝→鼻呼吸であったら程度は軽く済んだのかもしれないと感じています。

口呼吸の習慣があった我が子ですが、上向き寝の時は、しっかり鼻で呼吸しています。

姿勢侮る(あなどる)べからずですね。

心臓や肺が活発に動く


横向き寝で呼吸した後に上向き寝で呼吸をしてみて下さい。

入ってくる酸素の量も違いますが肺の周りの筋肉や臓器がよく動いていますよね?

何より上向きで呼吸をする方が楽ではありませんか?

肺には筋肉がないので周りの筋肉によって動かされ、呼吸をしています。

上向き寝だと酸素もたくさん入り肺周りの筋肉もよく動くので健康になります。

頭の形問題は?

上向き寝ばかりだと絶壁になると言われますよね。

これは、円座の枕で少しづつ頭の位置をかえるときれいな形になります。

また、髪の毛が後ろだけ短かったり、はげたりしますよね。

赤ちゃんらしくてかわらしいと思いますが、

こちらも円座枕や自分で首を左右に動かせるようになると解消しますので心配はいりませんね。

我が子の変化


我が子はいつも横向き寝でした。

赤ちゃんは上を向いて寝るものと思っていましたが現実は違うのね、

と西原式を知るまでは楽観的に考えていました。

11か月頃になって生えてきた上の前歯がななめに生えている・・・

どうにかならないのかと取り組んだ上向き寝でした。

上向き寝をできるようになって寝ている時も鼻呼吸になり、

しばらくすると、前歯の斜め具合が以前よりもよくなりました!!

(まだ斜めではあるのですが・・・)

これは驚きです。子供なので歯も動きやすいのでしょうね。

今生えている歯は乳歯なのですべて生え変わりますが、歯形のゆがみは歯並びに直結しますし、

今から歯形をゆがませないように取り組むことが大事だと思っています。

メリットがわかったところで、いざ挑戦!!

しかし、上向き寝をさせるのは意外と思うかもしれませんが難しかったのです・・・。

むずかしい上向き寝。横を向く原因は。

実際上向き寝をさせようと思うと、とても難しいのです。

寝ている時に上にして起きたら嫌ですし、無理やり上を向かせてもすぐに戻ってしまいます。

西原医師によると以下の原因が考えられるようです。

1. 食べすぎや食べ物の不適当でお腹が苦しい → 離乳食の見直しとお通じの確認
就寝前に食べすぎない、また、食後十分時間を空けて寝る

2. 過緊張 → 何事もリラックスできる範囲で
長時間の散歩や早期の習い事による疲れなどに注意

3. 寝具が固い → 柔らかいものにする
うつ伏せになると柔らかい寝具は危険との思い込みのため、硬い寝具を選びがちですが、赤ちゃんは脂肪優位のため、柔らかいものにすると上向き寝で寝やすい。

4. 指しゃぶり → おしゃぶりの使用
しゃぶる方の手が利き腕となり、筋肉が引っ張られて利き腕側に、横向き寝になるため、おしゃぶりを正しく使わせる

5. 体の歪みがある→両手を均等に使わせる

6. 片噛み→両方の歯でよく噛ませる(体の歪みが取れる)

7. 寒い→特に延髄(首の後ろ)を温かく保つ

勿論、一晩中真上を向いて寝ることは無理であり、必要もありませんが、基本的には上向きで、両肩が寝具についた状態で、漢字の「小」の字で寝ましょう。
(引用元:アート医研 西原式赤ちゃん豆知識)

我が子の場合、消化不良・冷えが多いに関係していると感じます。

消化不良説

西原式をしているので離乳食は1歳半に再開しましたが、

再開してからはうつぶせになる率が上がりました。

お腹が苦しく消化不良になっていたり、便秘になると夜泣きのようにうなりながら寝ていたり、

ぐるぐる動いて寝相は悪くうつぶせ寝(顔は横向き)になっています。

              ↑このような感じで口も開き気味です。

またお腹を壊して下痢が続いた時があったのですが、

前日までは上向き寝だったのに調子が悪くなってからはうつぶせ寝になりました。

なんてわかりやすいのだろうと思いました(^^;)

現在1歳10か月で、3回食にしていましたがうんちの状態も悪いので1回食とミルクに戻しています。

最近気が付いたのですが(遅かった)、

消化不良になる→夜泣き→苦しくてイライラ・機嫌が悪い→湿疹をかく という負のループ

ができており、これはいけないとミルクの量を増やすことにしました。

腸の完成は2歳半ということなので、体が追いつくまではゆっくり進めていこうと思います。

我が子にとっては上向き寝はお腹の調子の良し悪しがわかるパロメーターになっており、興味深いです。

冷え説

離乳食を再開する前までは原因は冷えだったと思っています。

温める育児に方向転換してしばらくすると上向き寝になりましたので。

我が家は1階のアパートで、フローリングにマットと布団を敷いて寝ていますが、底冷えが結構あります。

真冬は、下半身は綿のレギンス+パジャマ+ふわふわルームパンツ+靴下(2枚の時もある)

という着ぐるみのような恰好で寝ています。

汗はかいていませんし、お腹も手足もぽかぽかで丁度良い感じです。

嫌な場合は自分で脱ぎますが、脱がない所を見ると冷えが完全にとれるまではこの格好でもよいのかなと感じています。

■寝相について

上向き寝で大の字で寝る というのはとても無防備で安心しきっている姿ですよね。

体に気持ち悪い所がない・安心して眠れる状態になると自然に上を向くようになるのだなと思っています。

以前「寝相は体の悪い所を守るようにして寝る」というのを聞いた時には

ピンとこなかったのですが、我が子を観察してみると腑に落ちました。

・消化不良でお腹が苦しいと、お腹を守るようにうつぶせで寝る
・冷えると内臓を守ろうとして体をきゅっと丸めたくなる

「寝相は多くを物語る(私が作った言葉^^;)」というのでしょうか、

わかる事ってまだまだありそうで面白いなと感じました。

上向き寝できない原因がお腹の具合や冷えであったというのは私にとって意外でしたが、

皆さんはどうでしたか?最後にまとめます。

まとめ

赤ちゃんの横向き寝・うつぶせ寝は全身のゆがみや口呼吸につながりやすい→上向き寝がおすすめ
上向き寝のメリットは、
・歯形(歯並び)がよくなる
・顔、体のゆがみ防止
・鼻呼吸がしやすくなり、ウイルスやばい菌が侵入しにくくなる
・肺や心臓が活発に働き健康になる
・上向き寝しない原因(我が子の場合)は、消化不良と冷え
負担のかからない食事内容にした所、上向き寝率が上がった
・離乳食を始める前にひたらすら温めた所、上向き寝になった

子どもの歯が気になって始めた上向き寝でしたが、結果的に子どもの消化能力や体温について考える機会となり、西原式って深い・深すぎると感じています。

歯並びについては咀嚼(そしゃく・もぐもぐ奥歯で噛む)とも関係あるようですし

寝方だけが原因とは限りませんが参考になりたら幸いです。

<スポンサーリンク>

コメント

タイトルとURLをコピーしました