温かく育てると病気知らずの赤ちゃんになるらしい。
「赤ちゃんは体温が高く汗かきなので、大人より1枚少なくした薄着でよい」
というのが当たり前になっています。
手足で体温調節をしている・冷たくてもお腹があたたかければよいとは言いますが、
ぐずったり、奇声を上げたり、不機嫌だったりしませんか?
着るものや食べ物に気を付けて体を温めるようにしたら、
機嫌がよく育てやすくなった経験談をお伝えします。
温めると育てやすくなる!?
まず、温めるようにしてからの変化について書いていきます。
●奇声をあげなくなった
我が子は機嫌が悪い時はもちろんですが、遊んでいて楽しそうな時でもギャーギャー金切り声を上げていました。
興奮すると「はっはっはっ」と過呼吸のようになっている時もあり、なんだか変?とは思っていましたが、
初めての育児なのと特に人から指摘されるほどではなかったので気にしつつも見守っていました。
それが、いつの間にかなくなっていたのです。
これは離乳食を始める前の事なので原因の一つに冷えがあったのではと思っています。
●機嫌がよくなった
初めての育児だったので、赤ちゃんは泣くもの・ぐずるものと思って世話していましたが、
根気よく温めていたら機嫌がよくなってきました。
無駄に騒がないというか、ひとりで楽しそうに遊んでいたり、他人に対しての愛想も良くなりました。
●寝つきがよくなった
新生児の時から寝言泣きをしており眠りが浅いようで、寝かしつけにとても時間がかかっていました。
外出時にも抱っこ紐の中で寝るなんてほとんどなく、熟睡している赤ちゃんを見ると羨ましかったです・・・。
ですが、これも良くなりました。
自分で動きまわるようになると寝てくれるようになると言いますが、それを差し引いても良くなっています。
「ねんねトレーニング」というものをやっていた時にあまり効果がなくこんなものかと思っていましたが、
手足が温まっていたら結果は違ったのかもと今でしたら思います。
手足が温かくなってくると、次第に寝かしつけの時間も短くなってきました。
●緑便が改善
我が子は新生児の頃から腸内環境がとても悪く(これは私の妊娠時の腸内環境や母乳の質が悪かったせいなのですが)
うんちの色は緑~黄緑でした。
色もそうですが、便秘でもあり何か解決策はないのかと思っていました。
緑便なのは酸化している為で基本的に問題ないとはよく言いますが、
健康のパロメーターですしほぼ毎日のことですから気になりますよね。
それが、温めるようにしたら色が良くなってきて、黄金便の時もたまにあります。
便秘も夏はあまりないです。寒くなってくると便秘ぎみになるのでやはり冷えなのかと感じています。
他にも肌質が良くなってきたなどメリットは大いにありました。
しかし、冷えを取るのに時間はかかります。
冷えは夏にしか治せないようです。
冬は体を温めるだけで体が精いっぱいで余裕がないと以前聞いたのですが、赤ちゃんでもそうでした。
私が温める育児を始めたのは冬からで、もちろんその冬は温かくはなりませんでした。
その後夏に汗をかけるようになり(それまでは汗もかけなかった位冷えていた)、次の冬に手足ぽかぽかを実感しました。
我が子の場合は、薄着育児をしていて必要以上に冷えていたので1年かかりましたが、
通常でも夏をまたいで半年はかかると思います。
そして上の効果も即効性はなく、なんだかよくなっている?あれもこれもやっぱり冷えが一因だったの!!
という感じでじわじわ効果がやってきます。
では、次は私がやっているあたためる方法について書いていきます。
しめつけず、あたたかい服装とは
それはつなぎやオーバーオールだと思います。
こども服のズボンってきついですよね、ずり落ちないようにするためなのでしょうか。
特に気にせず履かせたらゴムの跡がびっしりついていたなんてこともありました。
スキニーパンツが流行りだしてから子供もスキニーのようなものやレギンスも細身のものが多く、
締め付ける服装が以前より増えている印象です。
私が思うつなぎの良い点は、
・ゆったりしていてしめつけない
・中に重ね着しやすい
こんな感じでしょうか。
子どもには1歳過ぎてもつなぎを着させていましたが、この月齢になると上下別の服を着させている方が多いです。
現在はつなぎはサイズの関係でもうほぼないので、オーバーオールを着させています。
我が子の服装はこのような感じです。
外 中
これらは春・秋の一例です。
オーバーオールの中にレギンス(大きいサイズのゆるめ)・レッグウォーマー(ゆるめ)を履かせています。
●おすすめのオーバーオール
80のサイズまでのものはどこのお店でも売っていると思います。
90~95だと股下のスナップボタンがあるものは少なくなってきます。
私は西松屋かベビザラスで買っています。
ベビザラスはHPにオーバーオールのタグもあり分かりやすいです。
(最初オーバーオールはボトムスなのか何なのかどこから探してよいかわかりませんでした・・・。)
こちらは最近買ったものですが、肩紐を調整できるので長く着られそうですよね。
もちろんたまには上下別の服を着させています。
ズボンで中にレギンスを履かせてない時は、ズボンの上から大人用の足首ウォーマーを重ね履きさせています。
家の中でも、寒いと感じた時はパジャマの上から大人用のルームパンツを履かせています。
ダイソー「ふわふわルームパンツ」300円(税抜)
こちらは人から聞いて試しましたが、腰~お腹の上の方まですっぽり包んでくれますし大人用だけあって大きいサイズでまったくしめつけません。
お腹がとても温かくなりました。
●ミルクは42度にしてあげる
ミルクは飲んでいる途中で温度も下がってくるので熱めにしていますが、
ミルクに限らず口に入れるものは体温以上の温度にしてからあげています。
りんごなどの果物も温めてからあげています。
夏でもこの温度です。
温かいものに慣れると、冷たいジュースなどを飲んだ時には体が次第に冷えてくるのがわかります。
夏には油断をしがちですが、気を付けたい所です。
●デメリットは夏に目立つ
デメリットをあげるとするとこちらでしょうか。
我が子は夏でも薄い長袖を着させている時があります。
その横でランニングの子がいたりしますから、目立つといえば目立ちますね。
でも、スーパーなど冷房がかかっている所へ行くと寒くありませんか?
冷え対策に長袖を羽織っている女性も多いと思います。
子どもで長袖は珍しいですが、冷えによる影響の方が私にとっては辛いので開き直っています。
これまで、メリット・冷やさない服装などについてみてきましたが、次は赤ちゃんの体温や冷える要因について書いていきます。
体温の高さには理由がある
赤ちゃんの体温が高いのには訳があります。
成長するためです。
体温が高くないと乳児の生長・発育と細胞分裂と分化誘導がうまくいかなくなるのです。赤ちゃんの体温は、耳の鼓膜温度で37℃から37.5℃が丁度良いのです。
(引用元:西原ワールド アート医研)
赤ちゃんは2歳半に乳児として完成するまで、なんと1時間に7億個もの細胞が分裂しているそうです。
確かに生まれてから立つまでの成長や体はものすごいスピードで大きくなっていると感じます。
その成長には熱が必要になるのもうなずけます。
37.5℃というと熱があると勘違いしてしまう高さですが、その位の温度が必要なのですね。
では、細胞レベルでの成長をさまたげないようにするにはどうすればよいのでしょうか?
それは、必要以上に冷やさないことです。
気を付けていても、冷えてしまう原因は身近な所にありますので確認していきましょう。
赤ちゃんの体が冷える要因
●紙おむつ
「用を足した後の紙おむつは冷えピタを貼っているようなもの」というのは有名ですよね。
水分を含んだ凝固剤って冷たいです。
とは言っても、四六時中布おむつをしているとこちらが参ってしまいますよね。
私は布おむつは自分の余裕がある時のみで、普段は紙おむつのテープタイプを使っています。
パンツタイプよりはしめつけは少ないですよね、テープでお腹周りを調整できますし。
また、交換頻度は高めにしておまたが冷えないようにはしています。
●ズボンや靴下のゴムがきついと血行不良になり冷える
2回目ですけど、こども服のズボンや靴下ってきついです。
大人の洋服をそのまま小さくしたおしゃれなデザインの物もたくさんあり、
見ている分にはかわいいのですがきつくて細身の物が多いのですよね。
ズボンのゴムがきついと血のめぐりが悪くなり冷えるのはもちろんですが、
お腹にある大動脈が圧迫されて苦しいのでぐずったり、機嫌が悪くなったりします。
私はズボンについては大きめサイズを買ったりゴムをかえてゆるくしたりしています。
靴下のゴムについては切ったことはないですね。
自分が履いたりペットボトルを入れたりして充分に伸ばしてから履かせています。
●住宅事情
最近の住宅はフローリングが多いですよね。
畳に比べると格段に冷えます。
我が家はアパートの1階に住んでいますが、最近のアパートはストーブ使用禁止の所もあります。
そうなると、暖房はエアコンや電気ヒーターになりますが、温かい空気はすぐに上に行ってしまいますよね?
1階の底冷え+フローリングの冷たさ+温かい空気は上へ
となると、背の低い子供はとっても寒い環境なわけです。
というわけで、冬は靴下を2枚履かせている時もあります。
●ミルクや母乳の温度
常温で飲めるという液体のミルクも発売されましたが、こちらは非常用のみで通常は温めたものを飲ませたいですね。
見落としがちなのは母乳の温度です。
母親が冷たいものを口に入れていると、出てくる母乳も冷たくなってしまいますので気を付けましょう。
次は、冷えによる影響はどうようなものか改めて確認します。
赤ちゃんが低体温になるとどうなる?
2.免疫力が下がり風邪をひきやすくなる
3.不機嫌になり、緑便や便秘になる
我が子の場合、3の不機嫌・緑便・便秘はまさしくそうです。
体は大きくなってはいたものの、寒くて自立神経も働かず奇声をあげていたのかなと思います。
現在の体温は37度前後なのでこの調子で温める生活をしていけたらなと思います。
おすすめの本
最後に、私が温める育児に方向転換した理由についてお伝えします。
我が子は生後すぐにひじ・ひざから浸出液が出ており、
アトピーには冷やしてかゆみを抑えるのがよいと聞いたのでせっせと体を冷やして育てていました。
上でも書きましたが、夏でも汗をかかないのです。
子どもって汗かきなはずでは・・・!?
体温は36.5度位で普通はもっと温かいはずでは・・・!?と不思議に思っていました。
(薄着させていたのは自分なのですが、そこまで冷えていると思っていない)
薬を塗ったりもしていましたがアトピーがよくならないので、対処療法ではなく自然治癒力で治したいと思い調べていると、
こちらの本に出合いました。
今まで、緑便でもそこまで心配なし、薄着でOK、離乳食そのまま出てきて大丈夫など
ネットで調べても母子手帳育児の内容しか出てこず・探せず、納得できないと思いながらも諦めかけていました。
しかし、こちらの本の内容は真逆で
「緑便は危険信号・温めて育てる・離乳食は1歳半から・・・」
とあり驚きましたが的を得ていて、私の求めている育児法はこれだ!!と確信しました。
そして現在に至ります。
自分のやりたいように育てていると迷いもなくなり、私自身が落ち着きました。
今回は赤ちゃんを温めて育てる方法についてお伝えしました。
それではまとめます。
まとめ
温める育児のメリット(我が子の場合)は、 奇声を上げなくなる、機嫌がよくなる、寝つきがよくなる、緑便の改善・冷えを取るには時間がかかる、夏の冷えに気を付ける(口に入れる物の温度) ・つなぎやオーバーオールで重ね着をして、しめつけず温かい服装を心がける ・ズボンや靴下のゴムはできる限りゆるくする ・紙おむつを使うときはテープタイプがおすすめ |
以前は、育児は修行のようだと感じていました。
温めるようにしたことで赤ちゃんは育てやすくなりましたし、結果的に自分の労力が減る・自由時間が増えましたので、メリットは大いにありました。
子どもが服を自分で選ぶようになるまでオーバーオールを着させて温かく育てたいです。
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