甘い物をつい食べてしまう、やめられない私はなんて意思が弱いのだ!
と罪悪感でいっぱいになったことありませんか?
お肌の為にも甘い物の食べすぎは気になるところですよね!
しかし、それはあなたの意思とは関係ない場合があります。
ただの栄養不足の可能性大!
足りていない栄養素を補うことで甘い物のドカ食いから解放されるかもしれません。
私がそうでしたから。
早速、その仕組みについてみていきましょう。
甘い物が食べたい時に足りない栄養とは
それは、たんぱく質と鉄分です。

・・・う~む、栄養素を聞いてもなんだかピンときませんね。
ちょっと理論から見ていきましょう。
栄養不足の主役 タンパク質は取り置きできない
たんぱく質は、筋肉・血液・臓器・酵素・髪・爪・肌・ホルモン・免疫物質など
そのものになるだけではなく、ホルモンや栄養素の運搬まで行います。
体から水分を取り除いた残りの半分がタンパク質で、元々の必要量は多め。
そして、爪や髪は毎日少しずつ伸びてきますよね。(髪は一日1ミリ伸びるとか)
皮膚もいらないものは垢となって勝手にはがれます。(目には見えないけれど)
古くなったものは分解され、新しい細胞は作られる。
これが毎日行われています。
毎日、、、だから常にタンパク質が作られる量=壊される(分解)量が一緒でプラマイゼロ。
ここでやっとつじつまが合い健康的に生きられる状態です。
これが、タンパク質不足だとだんだんと作られる量が減っていきます。
それか、作られても中身はスカスカ状態。
そうなると、作られる組織や細胞の数が減り
疲れやすくなったり老化につながったりするのです。
お肌も一気にではなく段々あちこち気になってきますよね。
白髪も・・・じわじわ増えてきますよね
つまり、
私達の体(細胞)にはタンパク質が必要不可欠で常に取り続ける必要があります。
なのに!!
現代人の食事はタンパク質が圧倒的に足りていないのです。
例えば、体重50キロの人では1日約50gのタンパク質が必要となります。
これを食事で補うと考えると、
単純計算で、卵は7・5個。納豆なら10パック位です。1日にですよ。
最低限必要な量がこれ。
親子丼やオムライス・おやつにシフォンケーキを食べればいいじゃんと思いますが、
これを毎日って結構大変で飽きますよね。
(卵が大好きで1日10個とか食べていた板東英二がいかにすごかったかわかりますね。←若い人わかるかな?)
結構たくさん食べないといけないというのがお分かりいただけましたでしょうか。
私達は慢性的にタンパク質が足りていない=疲れやすい=栄養不足な訳です。
そして、栄養不足になると手っ取り早く栄養を摂れる甘いもの(糖分)が食べたくなるのですね。
なぜなら、糖分は腸(血液)からの吸収がタンパク質よりも早いので、
私達は疲れると本能的に甘いもの(糖分)で手っ取り早く栄養補給したくなります。
鉄分で酸欠を回避
続いては鉄分です。
甘いものの中でもチョコレートやココアが好きでいつもチョコ味を選んでしまうという人は、
たんぱく質と合わせて鉄分も足りていない可能性があります。
血液中のヘモグロビン(赤血球)は主に鉄とタンパク質から作られています。
ヘモグロビンは酸素と結びついて血液を体の隅々まで行きわたらせる働きをします。
が、これが不足すると脳や体に酸素が行かなくなってしまうのでいわゆる酸欠状態に。
脳も働かなくなり頭痛やめまい、体全体では疲れやすい、だるい、息切れなどを起こすようになります。
女性は生理がありますから毎月一定量の血液がなくなる訳で、
その度に酸欠予備軍になるから大変です。
生理中のズキズキとした頭痛は、まさしくタンパク質+鉄分不足による酸欠。
ここで冒頭の話に戻りますが、チョコレートやココアに含まれるカカオは鉄分が豊富なので
無意識に鉄補給をしたくて食べたくなっているのでしょう。(私もカカオ好きです)
でも、疲れを感じるからと甘いものを食べても効果は一時的。
これからは、タンパク質・鉄両方を意識してとりましょう!
実際私は鳥のササミ・卵を積極的に取るようにしたら、甘い物欲が少し治まった気がします。
タンパク質補給にプロテインを活用しているという方もいますね。

女性に甘いもの好きが多いのは、生理がある為血液不足=タンパク質・鉄不足になりやすく、その栄養不足を埋めるのに手っ取り早いのが甘いものだからなのですね。
とても大切なタンパク質と鉄分、可能であれば一気に摂りたいですが・・・
そんなとっておき食材があるのです。
タンパク質・鉄分両方とれるお手軽食材
それは、卵!!
ビタミンCと食物繊維以外は卵で摂取できますから、
ほとんど「完全栄養食」と呼んでもよいほどです。(薬に頼らずうつを治す方法/藤川徳美著)
他にもシジミ・鶏肉などもタンパク質補給に良いのですが、
食事にもお菓子にも使えてとにかく手軽でアレンジも豊富にできるのは卵だなと。
卵は元々ヒヨコが生きていくための栄養のかたまり・命のはじまりですからヒヨコの体や脳が作られるための栄養が詰まっています(この話は食べる気が失せますね)
私も実践あるのみで毎日2~3個食べるようにしていますが、とにかくすぐにお腹が満たされます。
朝どのおかずよりも先に目玉焼きを食べると量を食べていないのにお腹は満たされてアレ?
という感じ。
これ、驚きました。
栄養が満たされると量は少なくても胃・脳は満足するのかと。
納豆ご飯に卵の黄身をかけると、もうこれだけで満足となり たんぱく質×2 のすごさを体感しました、おすすめです。
私はだし巻き卵や親子丼・ゆでたまごが好きなのですが、本能的に体が欲していたのかなと思いました。
おすすめ本
甘い物が食べたくなるメカニズムと対策をもっと詳しく知りたい方はこちらの藤川徳美先生の書籍がおすすめです。
「うつ消しごはん」「うつを治す」というタイトルなので方向性が違う?と思いきや
→糖質(ご飯・パン・砂糖)が多くタンパク質が不足・ビタミンミネラルも不足すると、
イライラや落ち込み・不安を感じやすくなる
➡タンパク質+鉄分を多めに摂ると調子が良くなる、甘い物欲求も減る
という内容で、まさに私が知りたかったことだ!と思いました。
甘い物が好きな方は気分のムラや生理前の落ち込み激しい人多いですよね?(もれなく私も)
糖質多めの食事内容だとなぜ落ち込みやすくなるのか(栄養回路からの解説)
健康診断では分からない鉄の数値(血液検査)の実際のところ(本当に重要なトコロ)
実際に病院で診療している内容(プロテインやサプリなど)含めて知ることができます。
産後の女性のイライラ・不調はホルモンのせいもあるけどタンパク質+鉄不足(出産時の出血と授乳)と納得しました。
生理時の不調も・更年期のイライラもやり方次第で乗り切れるかもしれない!?と
知ることは大事だと改めて思いました。
上でもお伝えした卵のすばらしさについても書かれていますよ!
両方とも大体同じ内容なのですが、新刊の右の方がイラストや一部漫画形式になっており読みやすい感じはしました。
まとめ
甘い物が止まらない時に足りない栄養素 ➡ タンパク質・鉄分
タンパク質・鉄分は、細胞・ホルモン・血液・筋肉のメイン材料。
これらが不足すると、
・細胞や筋肉の生まれ変わりがスムーズにいかない➡疲れやすくなる
・酸素を体にいきわたらせることができなくなり➡酸欠状態。慢性疲労・息切れ・肩こりなどをおこしやすくなる
・幸せホルモンセロトニンが作られにくくなり➡イライラ、情緒不安定
・タンパク質よりも糖分の方が血液からの吸収が早くすぐにエネルギー(元気)になるので
人は疲れると本能的に甘いもの(糖分)を欲する
・タンパク質+鉄を同時に取れるオススメ食材は卵。タンパク質不足の人は1日3個を目安に食べると良い。
明日からぜひ朝食に卵を取り入れてみて下さいね。効果がすぐに分かるのって嬉しいものです。
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