子宮内膜症は免疫力低下によって現れる症状の1つだと感じています。
原因不明と言われていますが、それは逆に言えば様々な要因が絡み合っているということです。
私たちの毎日の習慣の積み重ねにより引き起こされていますので、それを改めれば軽減します。
どんどん痛みが強くなる前に、試してみませんか。
子宮内膜症の人が食べてはいけないものとは!?
結論からいきます。
●白砂糖・白米・白いパンなど未精製のもの
●トランス脂肪酸など人工的な油 です。
なぜこれらの物を食べてはいけないのか。
まずは、原因から探ってみましょう。
子宮内膜症の原因
現在の医療では原因は明らかになっていないと言われますが、経験によりメインはこの2つであると思われます。
② 食べ物により、血液が汚れて免疫力が下がり、子宮以外にできた内膜組織を排除できない。
では、早速みていきましょう。
日本では約千年もの間、肉を食べる習慣がなかったと言われています。
私たちが動物性食品(肉・魚・乳製品・卵)を日常的に取り始めたのは戦後からです。
戦後というと、75年前です。
結構最近ですよね。
食べるものは変わっても、体はそう簡単には進化できません。
動物性食品をたくさんとると体に負担となり消化が追いつかないので、吸収・利用されず、
未消化=毒として体(血液)に溜め込まれます。
生ごみが腐っているのに捨てられず、体の中でたらいまわしにされているイメージです。
・・・きたないですね。
もちろん、体には解毒器官があります。
肝臓は血液を浄化する作用があります。
そして、不要物は便や尿、汗、呼吸からも排泄されます。
それでも追いつかない物が体(血液)にたまっていくのですが、
このように血液が汚れると、ドロドロだと、免疫システムがうまく働かなくなります。
そしたら、どうなるか。
一つの例として、子宮内膜以外にできた組織の細胞を排除できなくなるのです。
こんな話聞いたことありませんか?
ガン細胞は健康な人でも毎日いくつもできる。
でも、免疫力が高ければ、ガン細胞をやっつけてくれてガンにはならない。
子宮内膜症もこれと同じです。
内膜組織が子宮内膜以外の場所にできたとしても、健康で免疫システムが働けば残る事なくきれいに排除されます。
しかし、血液が汚れていると免疫システムのチェック(ナチュラルキラー細胞)をすり抜けて
子宮以外の場所で内膜組織を作ります。
そして、エストロゲンが過剰となる食生活によって内膜組織がどんどん大きくなり、
痛み・出血(不妊)につながるわけです。
簡単にまとめると、
↓
血液が汚れる
↓
免疫力が下がる
↓
子宮内膜以外にできた内膜組織を排除できない
↓
排除できない内膜組織が、体に負担となる食べ物によって更に大きくなる
↓
痛み・(不正)出血が出る
ということです。
では、血が汚れる食べ物とはどんなものでしょうか?見ていきましょう。
血が汚れる原因
まず、血が汚れる原因からです。主に4つあります。
・運動不足
・睡眠不足
・ストレス
が考えられます。
そして、この中でも 最大の元凶は食べ物 です。
上でも書きましたが、
肉・魚・卵・乳製品・白砂糖・白米・白いパンなどを、添加物モリモリの調味料で味付けした食事になっていませんか?
かつての私はそうでした。
消化というのは人間の活動の中で最もエネルギーが必要になります。
一説ではフルマラソン並みとも。
消化のエネルギーを減らせれば、その分を体(血液)の回復に充てられます。
逆もしかりで、消化に負担がかかりすぎると手一杯となり、
いつまでたっても体のエネルギーを温存することができず不調につながります。
ストレスは人間関係や仕事上すぐには解決するのは難しいとは思いますが、
食事を変えることは一人でできますし、思い立ったらすぐに始められますよね。
血を汚す1番の要因は食事ですが、最も取り組みやすいのも食事ではないでしょうか。
では、次はどのような食事をとればよいのかについてです。
解決策となる食べ物
それは、「低脂肪・植物性食品中心の未精製の食べ物」です。
具体的には、野菜・青魚・豆類・木の実・穀物・果物・雑穀など、低脂肪で精製されていないものです。
このような食事内容に変えると、消化の負担が減ることで体の浄化にエネルギーが行きわたります。
体のトラブルも減り精神的にも落ち着いてきます。
「健全な精神は健全な体に宿る」という言葉がありますが、まさしく食をかえると体がかわり、
精神も安定してストレスに強くなるのです。
日本人女性の1割は程度の差こそあれ子宮内膜症であると言われています。
それだけ食が欧米化しているのだと思います。
食べ物を少しずつかえることで、苦痛が減ってくるのなら試してみませんか。
いきなり肉・魚・乳製品を食べないのは難しいですし貧血になりそうですが、
以下のことでしたらどうでしょう。
●卵は平飼いや有精卵を選び、質を意識
●肉を食べる時は、牛肉の赤身や鶏のささみ・むね肉など脂肪が少ない部位を意識して食べる
●野菜を食べる量を多くする
●和食を食べる回数を多くする
●牛乳の代わりに、オーツミルクやライスミルクを飲む
私はこれらのことから始めました。
が、これだけでも大分良くなりましたよ。


話は変わって、次は子宮内膜症の治療でよく行われるピルの服用についてです。
子宮内膜症とピル
私は、子宮内膜症の治療で2年間低用量ピル(ヤーズ)を服用していました。
ピルは人工的なホルモン剤でエストロゲンを高い状態にし、
妊娠している時と同じ状態にさせ排卵を抑制し不快症状を和らげるというのはよく聞きますよね。
しかし、エストロゲン過剰というのは私たちの体にとって悪いことが多いのです。
乳がんや子宮がんなどのリスクも上がりますし、体のビタミン・ミネラルも消耗します。
何より、人工的なものを長期服用することで、
体に本来備わっている天然ホルモンの活動をさまたげてしまいます。
長く活動していなかった天然ホルモンが、突然ぐいぐい分泌するぞ!!となるでしょうか?
なりませんよね。
誰もが寝起きはぼーっとしますよね。
使っておいて今更な発言ですが、すぐに取り組める食生活で良くなるのならもっと早く始めていればよかったなと思います。
あなたには、私のように後悔してほしくはないのです!
少し暗くなってしまいましたが、まとめます。
まとめ
子宮内膜症の原因
・高カロリー・未精製の体に負担となる食事の取り過ぎ。 →それにより、免疫力が下がり、子宮内膜以外にできた内膜組織を排除できない →それにより、エストロゲンが増えすぎて内膜組織は大きくなり痛みにつながる ・高脂肪・未精製の食事(肉・魚・乳製品・卵などの動物性の食品や、白砂糖・白米・白いパン・アルコール・カフェイン)を控えて、植物性多めの食事にする。 ・野菜・青魚・豆類・木の実・穀物・果物・雑穀など、低脂肪で精製されていないものが良い。 ・免疫力が下がる原因には、食事・運動・睡眠・ストレスがあるが、一番の原因と取り組みやすさは食事をかえること。 |
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(参考文献:女性のためのナチュラル・ハイジーン 松田麻美子)
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