大人ニキビ肌にとって、砂糖は量より質 だと感じます。
砂糖と一口に言っても、白砂糖・黒糖・メープルシロップなどいろいろありますが、
特に顎ニキビに悩む私達が避けたいのが 白砂糖
白砂糖が入っていない既製品を選び、自炊を多めにしたらニキビに加えてイライラも解消された
という人結構います。
もちろん私もその一人。
そこで今回は、
・代わりとなる体にやさしい甘味料
・どのように全体量を減らしていくか
について実体験を基にお伝えします。
砂糖で顎ニキビができる? なぜ
「疲れた時には甘いもの」というように、食べるといつの間にか疲れもとれホッとココロもゆるみますよね。
甘い物による回復の早さは良い面もあるのですが、悪い面もあるのですよ。
疲れがすぐにとれるということは、体(血液)への吸収が早いということです。
特に 白砂糖 は ビタミン・ミネラルをほとんど含んでおらず 血液中に一気に吸収されます。
これを血糖値が上がるといいますが、一気に上がったら下げようとするのが体の仕組み。
インスリンというホルモンを出して血糖値を元に戻そうとします。
なのですが、
インスリンが出ると、それが引き金となり大人ニキビ肌の大敵男性ホルモン(アンドロゲン)が
分泌されやすくなってしまうのです。
アンドロゲンは、皮脂を増やしたり、皮膚を固くする作用があり
これらによって、毛穴に皮脂がつまりニキビができやすくなる、という訳。

白砂糖(が入っているもの)をたくさん食べる
→ 血糖値が上がりインスリン分泌 → 男性ホルモン分泌
→ 皮脂分泌が増え・毛穴がつまりやすくなる → 顎ニキビ
という流れですね。
(この記事のタイトルの〇〇〇は血糖値。血糖値の急上昇がニキビへのカウントダウンになります)
そして悪い面がもう1つ。
体の疲れが一気にとれる=体内のビタミンやミネラルを消耗します。
白砂糖は別名「ビタミン泥棒」
ビタミンBや骨に蓄えられているカルシウムなど消費することで疲れを一気に取ります。
(とれたように感じます)
特に脂性顎ニキビと関係があるのはビタミンB2とB6!
ビタミンB2は脂質をエネルギーに変える・皮脂分泌をコントロールする働きがあります。
そしてB6はたんぱく質合成に関わっており皮膚や粘膜を作る働きを促します。
つまり、白砂糖が入ったものをたくさん食べることにより
皮脂分泌がうまくいかず皮膚のターンオーバーも乱れやすくなり
あごニキビができやすい肌環境になりますね。

ビタミンBや鉄のサプリを摂ったら肌荒れが良くなったという人がいますが、これは白砂糖により消耗されたビタミン類が補われたことによるものだと個人的に思います。
しかし、飲んでも効かない人もいれば、効く人でもビタミンBなのかCなのか鉄が合うのかそもそもタンパク質(皮膚の原材料)が不足しているのか試さないと分からない点が時間がかかりもどかしいですね。
では、早速対策を見ていきましょう。
サプリメントを取らずとも砂糖の種類をかえたらよくなる人結構います。
対策
白砂糖を控える方法は2つあります。
②白砂糖が多い既製品をやめていく
まず①からです。
血糖値が一気に上がることがニキビの引き金になるのであれば、
白砂糖の代わりになるような、血糖値の上昇がゆるやかな甘いものがあればいいですよね?
もちろん取り過ぎはいけませんが。
そんな都合の良いもの、あるのです!
白砂糖の代わりになるもの
あなたはGI値(グリセミック・インデックス)を知っていますか?
ヘルシーなお菓子のパッケージに「低GI」と書いてあるものがありますが、
食後の血糖値の上昇度を示すものです。

このGI値が低い程(血糖値が上がりにくくて)血管にも体にもお肌にもやさしいということですね!
早速みていきましょう。
■GI値(70以上を高GI、56~69の間を中GI、55以下を低GI食品と定義しています)
グラニュー糖:110
氷砂糖:110
上白糖:109 ←白砂糖のことです
三温糖:108
黒砂糖:99
水あめ:93
はちみつ:88~40
メープルシロップ:73
和三盆:65
甜菜(てんさい)糖:65
マヌカハニー:55
デーツシロップ:50~31
キャロブシロップ:40
ココナッツシュガー:35
アガベシロップ:21
本みりん:15
■料理には本物のみりんを
「みりんは砂糖の代わりにはならない」
と思っていた私もこちらの商品を試したら意見が変わりました↓
その名も「甘強味醂(かんきょうみりん)」色も濃く、濃厚です。
料理には砂糖の代わりに味醂多めで良いかと思います。
また、沸騰させてアルコール分を飛ばし砂糖のようにしても使えますよ。
お餅はしょうゆ+煮きりみりんでちょうどいい感じの甘さに◎
でも、液体じゃなくてやっぱり使いやすい粉がいいの!というあなたには次の2つ。
■甜菜(てんさい)糖
砂糖大根やビートともよばれます。
ぱっと見大根のような見た目なのですが、この根の部分に甘みが凝縮され(糖分を蓄える)
根の切って湯がいて抽出して作られます。
日本では北海道だけで生産されており(寒い地方でしか育たない 寒い地方だから甘くなる)
体を温める作用もあるので冷え性の人は要チェックです。
オリゴ糖が含まれているので腸内環境を良くしたい方にも嬉しいポイントです。
色は少し茶色がかっていますが、味も匂いもクセがなく飲み物にもお菓子・料理にも合わせやすいですね。
ですが、GI値はそこまで低いという訳ではないので個人的には次の物がオススメです。
■ココナッツシュガー
粉状でGI値が低いものでしたらココナッツシュガーです。
ココナッツの果実の部分ではなく、花の蜜を煮詰めて作ります。
ですので、ココナッツオイルのような独特のあま~い味・香りはしません。
少し甘みを加えたいという時に丁度良いやさしい甘さです。
でも、お砂糖のコクは感じられるので、私は結構好きです。
現在黒糖を使っている方は、こちらを試してみるとハマルと思いますよ!
コクがありながらも、くどくなく、低GIで・ミネラルが豊富なのでオススメです。
和食の煮物・煮つけに合いますよ◎
コーヒーなどの飲み物に少しだけいれるという人もいますね!
こちらが、コスパが良く私も使っています↓(送料無料)
という訳で、ここまで白砂糖の代替品をみてきました。
手作りであれば自分で砂糖を選べますが、商品を買う時はどうすればよいのか。
私達の身近なものに白砂糖は入っていますので、次はそちらについてです。
既製品に含まれる白砂糖
甘い物以外も見ていきましょう。
ここをカットすることで大分白砂糖が減るのではと感じます。
清涼飲料水・スポーツドリンク
ジュースの原材料表示をしっかりと見たことありますか?
一番初めに書いてある物が一番多く入っています。
一番初めに糖類(砂糖・果糖ぶどう糖液糖)と書いてあるものも多いのですが、
これはほぼ砂糖水で+して果汁やビタミンを入れているようなもの。
思い切ってお茶や水にしてみると一気に味覚が変わりますのでオススメです。
人間嫌と思うようなことでも3日なら続けられるようですので(これが3日坊主)
チャレンジしてみて下さい。
〇〇の素
麻婆豆腐でもかに玉でも混ぜて焼くだけ~なんていう〇〇の素は便利で助かります。
しかも、値段も手ごろですよね。でも、しっかりと砂糖が入っています。
砂糖だけとはいわずいろんな合成調味料もオマケで入っているから手ごろな値段な訳ですが。
手作りしてみると、意外と家にある調味料で代用できたりします!
自分で作る麻婆豆腐は美味しいです。(ネギ・しょうが・にんにくをみじん切りするのが大変ではあります)
調味料
塩には砂糖は入っていませんが、普段からなじみのあるしょうゆやみりんには原材料表示をよく見ると砂糖が入っているものがあります。(糖類・水あめという表記の物もあります)
お弁当や総菜に入っているワサビ・しょうゆ・ソースなども、切ないことに砂糖が入っているものしか見たことありません。
(なので、私は塩をかけて食べるか、お寿司は家の醤油をつけて食べています)
調味料を一式変えると味覚がリセットされますし、料理も美味しくなるのでぜひラベルを確認するクセをつけたい所です。
お菓子
ラベルの「原材料表示」に「砂糖」と書かれている場合は、ほぼ白砂糖のことを指します。
(白)砂糖 なのです。
例えばこちら、「おとうふ工房いしかわ」さんのきらず揚げというお菓子のラベル。
砂糖ではなく、粗糖・黒砂糖と書いてありますよね。
メーカーさんもこだわりの原材料を使っているのでアピールポイントです。
せっかくお菓子を買うのであれば、体にやさしいおやつで楽しいティータイムを過ごしたいものですね。
という訳で、今回は砂糖と顎ニキビの関係から代替品・砂糖を減らしていく方法をお伝えしました。
まとめ
①血糖値が一気に上がることでインスリン分泌→男性ホルモンが刺激され皮脂分泌が増える・毛穴がつまりやすくなる為
②ビタミンB群、ミネラルが消耗され肌の抵抗力が弱まる為
・対策①血糖値が上がりにくい白砂糖以外の甘味料を使う
・対策②既製品で白砂糖を控えるには、ジュース・合わせ調味料を控え、砂糖の入っていない調味料を選ぶことから始める。お菓子のラベルも要チェック!
白砂糖のかわりでオススメなのが①本みりん②アガベシロップ(甘さ強め・GI値低い)③ココナッツシュガー(やさしい甘さ・GI値低い・色あり)
今回は私おすすめの甘味料3つ紹介しましたが、これらを使うことによって肌も体も少しずつ健康的になってきました。(特に血糖値の上昇がゆるやかになりイライラが減った)

脱・白砂糖 かなりおすすめです
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