あごニキビが食を変えたことでスパっと良くなりました。
「あご ニキビ」「大人 ニキビ」で検索しても対策として出てくるのは、
・優しく洗顔、角質ケア
・バランスの良い食生活
・睡眠しっかり
などで正直うんざりしていませんか?
睡眠しっかり・優しく洗顔、保湿・豆乳飲んだ位で良くなる程私のニキビは簡単ではない・・・
それくらいで治るのならこんなに長引いてない・・・
エステに行っても治らない!
薬を塗っても飲んでも何をしても治らない!!
求めている答えがどこにもない!!!と。
過去の私もそうでした。
今回の記事は、一般的な原因・対策ではありません。

あごニキビ歴17年のかわとが失敗を重ねてたどり着いた原因・解決策を体験談を基に語ります。
■この記事は以下の悩みをもつ人にオススメです
・あごにできる熱をもつ、赤くて、痛いニキビがどうしたら治るのか知りたい
・ニキビがホルモンの影響によるものと感じているが、どう対処すればよいのかわからない
・食の何があごニキビ(ホルモンバランス)に影響しているのか知りたい
・歴17年のあごニキビを治した(コントロールしている)食べ物を知りたい
ちなみに、こちらの記事は女性のあごニキビ対策になります。
では、早速いきましょう。解決策から見たい方は飛ばして下さいね!
顎ニキビの原因
それは、あなたもお気づきの通り男性ホルモンの働きが強くなっているからです。
(*元々の体質の差はありますが、それにプラスして男性ホルモンが過活動になっているということです)
女性でも男性ホルモンは微量ですが、作られています。(男性の約10分の1)
活性化した男性ホルモンの影響により、
男性ではヒゲが生える場所・あご、フェイスラインのUゾーンにニキビができます。
Uゾーンには男性ホルモンをキャッチする受容体(レセプター)が多くあるのですが、
女性のくり返しできるあごニキビはこの受容体への影響が強くなっているあらわれです。
仕組みとしては以下の通り。
右側はホルモンの名称と血液中での流れです。
テストステロンという男性ホルモンが酵素(5αリクターゼ)の働きにより
DHTという強いエネルギーを持つホルモンに変わり血液中に放出されます。
そして、皮膚にある男性ホルモンをキャッチする受容体と結びつき、
皮脂をたくさん出したり、皮膚を固くしたりします。
大人ニキビに悩む私達女性はこの働きが通常より活発になっていると言われています。
男性ホルモンの働きが活発になる理由
人それぞれ理由は違いますが例えば以下のようなもの。
・冷え、血流の悪さ
・代謝の悪さ
・ホルモンバランスの乱れ
・腸内環境の乱れ
・食べ物による炎症
この中でも今回は食についてみていきます。(太字)
なぜなら私の経験から、
・ストレスが特になくてもあごニキビはできる
からです。
顎ニキビの原因はストレスを始めとする複合的な要因と言われますが、
食事も大いに関係があります。

実は、男性ホルモンを分泌させやすい食習慣・食べ物があるのです。
まずは、顎ニキビを悪化させている食について特定することから始めましょう。
ここで、あなたの食生活について質問です。当てはまるものはありますか?
□野菜を食べるとお腹いっぱいになるのでメインのお肉+米(パン)から食べたい
□食事はあまりかまずに味があるうちに飲み込みたい
□バイキングでもいきなりデザートから食べたりする
□なんでもチーズをかけたら美味しくなるでしょ!なチーズマニア
□白いパンが好き
□ふわふわの甘いお菓子が大好き
□すきっ腹にパンケーキ、ドーナツ最高
いかがでしたか?該当する物が多い程伸びしろがありますのでOKですよ。
顎ニキビの治し方
それは、以下の2つです。
②血糖値を一気にあげない
順に説明していきますね。
小麦粉・乳製品をやめる(控える)
まずは、根拠から。
日本人は欧米人と比べて「グルテン」を分解する能力が弱い傾向にあり、
グルテンが未消化のまま腸を通過することで炎症が生じます。
普段、小麦を食べて問題がない人でも、胃や腸が弱っていると症状が出ることがあります。
(引用元:小麦は今すぐ、やめなさい/フォーブス弥生)
腸の粘膜が弱い人は、グルテンだけでなくカゼインにも反応することが多い
(引用元:グルテンフリーの毎日ごはん/溝口徹)
このように腸で消化できないまま吸収されたグルテンやカゼイン(乳製品のタンパク質)が
体内で炎症をおこして、そのエネルギー(熱)がニキビとなってあらわれている場合があります。
また、乳製品については牛のホルモンを含むため、
たくさん摂ると私達の血液中の男性ホルモン値も高くなると言われています。
あごには男性ホルモンをキャッチする受容体が多くあるので、
血液中の男性ホルモンが多いですよ(多くなる食品摂っていますよ)というサインだと個人的に感じます。
生理前にできるしこりニキビはその典型で、
女性ホルモンのプロゲステロン(男性ホルモンの様に作用する)が増える時期
+食生活による男性ホルモン増加の影響を受けるので、ニキビはできやすくなりますね!
私は乳製品をやめた途端しこりニキビができなくなったので、
乳製品に含まれるホルモンの影響を受けていたのだなと感じました。
では、ここで私が代替品として食べている物の一例を載せます。
●パンの代わり
米粉パンを購入するか、手作りしています。
●牛乳の代わり
この2つのどちらかを飲んでいます。
左)ブリッジ ライスドリンク 約600円
右)マイナーフィギュアズ オーツミルク 約800円
牛乳をやめただけでよくなる人もいます↓
●バターの代わり
豆乳由来・ココナッツオイル由来のものがありますが、こちらの植物性バターは美味しいですよ。

●チーズの代わり
豆乳からできているのがサラッとしていてに美味しいですね。
やわらかく溶けてチーズのような味・食感です。少しの塩気もちょうどよい◎
●お菓子
手軽で持ち運びが便利なのはクッキーですね。
(タイナイの玄米クッキー ↓)
●お守り替わりの飲み物
砂糖入りの飲みものは避けましょう。
(お茶やストレートの紅茶、ストレートの100%ジュースなど)
という訳で結構代替品はあるのですが、ただ替えるだけだとニキビを防ぎきれない時もあります。(生理前など)
そんな時は、次の対策が地味なようでじわじわ効いてくるのでぜひ習慣にして下さいね。
血糖値を一気に上げない
血糖値というと糖尿病やダイエットを連想しますが、ニキビにも大いに関係があるのです。
血糖値が一気に上がる食生活は、ニキビができやすいです。
つまり、
野菜から食べずにいきなりパンや白米から食べる人・空腹時に白くて甘い砂糖いっぱい
のスイーツが好きでよく食べる人はニキビにつながりやすいということ。
食べ物を口に入れると血液中の糖分が増えてエネルギーになりますが、
一気に糖分(血糖値)が増えてドロドロな血液になると血管が傷つくのでそれを抑えようとインスリンというホルモンが出ます。
インスリンだけ出て血糖値が下がり安定するで終わればいいのですが、そうはいきません。
インスリンが引き金となり、男性ホルモンまで刺激されてしまうのです。
一気に血糖値上がれば一気に下げようと体は調整しますから、
同じように男性ホルモンも右へ倣(なら)えと分泌されます。

高血糖になる➡インスリン出る➡男性ホルモン出る➡ニキビのもと、
という図式ですね!
実際にそれを裏付ける論文もあります。(1)
では、血糖値を一気に上げないようにするにはどうすればよいのでしょうか。
□食べ順
②食事➡おやつまで一気にいく
③間食をしたい時はナッツ+α
食べ順ダイエット、昔流行りましたよね。
血糖値の上昇をゆるやかにするために、コース料理のようにサラダ(野菜)→ スープ →
メイン(魚・肉)→米・パンという順番を意識して食べるというものです。
いきなり、お米からや白いパンをほおばる・甘い物から攻めずに、
野菜・海藻類・豆類から食べるのがニキビと距離を置くポイントになります。
そして、よく噛んで下さい。
20回は噛みましょう。
食べ物の原型がなくなりもんじゃ焼き状態になるまで噛んで下さいね。
野菜を食べていない方は、少しでも食べましょう。ミニトマトから。
生野菜でもいいのですが、蒸し野菜、味噌汁やスープ、
鍋にしてかさを減らすとたくさん食べられますね。
野菜を食べなれていないと抵抗があるかもしませんが、
野菜を食べることで相対的に肉の量が減り顔から出る脂の量が減ったなと感じました。
白いパンにしたい時はサンドイッチにするか、サラダの後にパンを食べましょう。
白米もGI値が高いのでお米から食べるのはやめましょうね!(肉丼は魅惑的ですが)
白米を食べている人は、分つき米(私は7分付に精米しています)にするか、
雑穀を混ぜて炊くのがオススメです。
●お菓子
お菓子ももちろん食べていいですよ!
でも、ルールがあります。
食後の血糖値が上がっている時に食べるようにして下さい。
これでダメージが少なくて済みます。
すきっ腹に甘い物は一気に血糖値を上げるので控えて下さい。
どうしても食べたい時はナッツ類(くるみやアーモンド)を少量食べてから
本番のおやつを食べましょう。
ナッツは低GIで噛み応えがありますし、カロリーもあるので少量で満足感が得られ、
その後にお菓子を食べすぎることを防げます。
そして、白砂糖は控えることをオススメします。
白砂糖はミネラルをほとんど含まず血糖値を一気にあげるので、
甜菜(てんさい)糖やココナッツシュガーなどがおすすめです。
私が好んで食べている、体にやさしいおやつはこちらです。
という訳で、あごニキビを治す方法についてでした。最後にまとめます。
まとめ
・対策は、男性ホルモンを必要以上に分泌しない食生活にする
①小麦・乳製品・白砂糖をやめる or 控える → 代替品を利用
②血糖値を不安定にしない →食べ順・低GI食品を積極的に取り入れる
グルテン・デイリー(乳製品)を控える&野菜を始めに食べる を意識してみて下さいね!
参考文献(1)
- Noor Hasnani Ismail, (2012) “High glycemic load diet, milk and ice cream consumption are related to acne vulgaris in Malaysian young adults: a case control study” BMC Dermatol. 2012 Aug 16;12:13. doi: 10.1186/1471-5945-12-13. PMID: 22898209
・ニキビ・トラブル肌は諦めないで私にまかせなさい/高橋日出彦 著
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